他と同じでいいのですか?

<何でもありは価値ではない わざわざの価値>

当店は何でも揃ってます。便利ですよ!というのは、うたい文句としては人気がありません。
特に観光客は、ネットで調べてわざわざ来る。このわざわざに価値があるようです。多くは、専門的で種類が豊富、体験できる、制作作業を見学できる、プロと会話できる(相談とかアドバイスとか)ことが価値で、わざわざ行きたいようです。わざわざ行くと、ついスマホでパチリ。
と言っても彼らは絶対にポーズをとるんですよ。

 さて、人(匠)にターゲットをあてたり、モノや、サービスを具体的に提案するのが集客のポイント。物販・飲食問わず、見せる工夫、伝える工夫を通して、「イメージさせることで」わざわざにつながります。

<as soon as 席に着くなり「まずはお飲み物から!」って?>

外国人旅行者は、お酒を飲む人ももちろんいますが、飲み放題を選ぶ人は少ないようです。やはり、北海道の美味しい魚を食べたい! カニが食べたい! 牛肉を食べたい!のです。さて、席に着くと、まずはお飲み物から!という居酒屋がほとんどになりました。これって、いつから現象でしょうか?
居酒屋は「酒や」なので、まずはビールからというのが普通の会話でしたが、居酒屋が「何でも屋」になると、お酒は飲まずに食事だけの人も増えています。

 ところで、多くの居酒屋で飲み放題をやっています。価格も1000円前後とリーズナブルなのですが、外国人旅行客が飲み放題をばパスして、コーラ!と頼む時、メニューの400円、500円の値段に閉口します。中国なら3元~4元くらい、台湾なら30〜40元(いずれも、日本円で60~80円)のものが400、500円。この7~8倍の価格に目が止まり、先入観になるため、SNSには、「居酒屋は高いよ、高いね」の声が上がっています。

しかも、運ばれてきたコーラのグラスには半分以上が氷。旅行者の国では、特に中華系では、「氷入れますか?」と聞かれるので、何も聞かれずに、いき
なりの氷だらけにまたまた閉口。オーダー順番が全く逆なんです。ドリンクで稼げ!は、よくない先入観を持たれるので、まずいですね。工夫せねば。