波乱万丈の1月

まさに観光業界にとっては波乱万丈の1月が終わりました。誰もが疑いもしなかった、華僑華人の春節客の動きです。これについてはTVのワイドショーやニュースで「悲鳴をあげたくなるような過度な取り扱い」が続いています。私がお伝えしたいことは、感染症はいずれ峠を越え、一気に沈静化するということです。

 根拠の一つ目が為替が安定していること。二つ目が株価の上下が小さいこと。三つ目が、実は、中国だけではなくアメリカでもウイルス感染が起こっているが日本での取り上げがほとんどないことです。マスコミはほとんど取り上げていませんがCNNをチェックしてください。中国武漢市発と言われる新型コロナウイルスで感染者2万5000人を超え死者500人を超えました(2月5日時点)。一方、アメリカで現在起こっているB型インフルエンザ感染症は今シーズン(昨年秋から現在まで)、感染者は1500万人、14万人の隔離患者、そして死亡は8200人です。数だけいえば、中国の新型コロナウイルスの比ではありません。世界のGDP1位と2位でウイルス感染は猛威をふるっています。しかし、日本は一方だけで大騒ぎの状況です。

 私は、今回とても良いチャンスをもらっていると思っています。
今、こうしてメルマガを書いている間にも、一例ですが

・台湾 Jさん 2月12日 昼食2名 予約依頼
・中国 Xさん 2月11日か15日で 1名 観光バス予約依頼
・香港 Cさん 2月11日 3名 観光バス予約依頼

などと、大量のキャンセルも入りますが、すでに峠は越え、新たな予約依頼が来ています。キャンセルだけではありません。個人客はしっかり動いています! 

 観光業界にとっては、インバウンド売り上げはこの5年で経営の生命線になりました。
国内数字はなかなか伸ばすことができず、むしろマイナス傾向が続いています。この先も、少子高齢化と生産人口減少、可処分所得微減継続、土木建築費の高騰、コンビニ店数の飽和状態と中食人気で外食ダウン、ネット販売による価格競争、消費増税などが原因です。地域売上&国内売上の5%、10%減をインバウンド売り上げがカバーしています。

 今年、2020年は北海道にとって、実にたくさんのプラス要素が、行事が詰まっています。大勢のインバウンド集客が予定されています。観光変革期の始まりの年です。むしろ、新型感染症パニックが峠を越えたら何を仕掛けるか、それはいつなのか? 誰を担当にするのか? など、本来の目的に向かう行動が大切です。

 まさに、新たな5W2Hが求められています。

 旅行の中止・キャンセルは、北海道へ行きたくないわけではなく、行けない。つまり行きたいが消えたわけではありません。延期となるように、「解禁されたらきっと来てね」と、丁寧に話しかける「個人対策」が必要な時です。

 アイディア次第では「チャンス」です。今日から、チャンスに向かおう!と行動開始です。

海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
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2020.02.07
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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