観光のデジタル化を知る

首都圏、関西圏2大消費地の緊急事態宣言が3月7日まで延長になりました。人の動きが引き続き止まり、Gotoトラベルやイートも停止延長になり、社会全体が非常に厳しい状況です。
が、これにより

1)コロナ感染症の陽性者数が減る 
2)医療逼迫が落ち着く 
3)ワクチン接種が始まる 

などの国内の要因と、米国では東京オリンピックのTV放映権を行使するためのスポンサーの総量が決定するのが3月(見込み)で、IOCの開催宣言があると私は考えています。
東京オリンピックは来月11日で10年を迎える東北の大震災の復活を世界に伝える祭典として採択されました。なので、3月25日、聖火は福島を粛々と出発します。

国内でのバッシングに近い日々のコロナ報道や過去をほじる報道にブレることなく俯瞰すれば、今回のオリンピック開催は、今後も可能性を否定できない「新たなパンデミックを乗り越える前進対策」だと思います。
開催のため最大限の工夫と協力と、成田空港からオリンピック選手村と競技会場の出入りに、例えばワクチンパスポート(米国内で開発)などで通過者の陰性証明ができるチャレンジの機会だと思います。100%今まで通りを追う必要はありません。臨機応変でよろしい。
予定通りであれば、6月13日と14日の2日間、北海道では、函館、北斗、七飯、室蘭、洞爺湖、白老、苫小牧、千歳、安平、厚真、札幌、帯広、釧路、根室、富良野、旭川、稚内の17市町を聖火リレーが日本中、世界中に放映されます。

だからというわけではありませんが、最近お会いする人に、御社の復活の仕掛は何ですか?いつ頃開始ですか?と聞いています。皆さん、なかなかストレートには言葉にしていただけませんが、以前のようには戻らないだろう(=お客様の姿勢が変わっている)と感じている人がほとんどで、実際は、どうすればいいのかわからないようです。
大胆に言えば、観光に関しては、世界中が競争相手ですから、もじもじの期間が長引くほど、黙っていても以前のように活気が戻り、売り上げが回復することは「ない」と思います。
それだけ、世界中がコロナで経済が逼迫しています。回復の兆しと共に素早く必死に仕掛けてきます。台湾、中国はGDPがプラスに移行しているし、市場ではECビジネスが熱気を上げています。
来ないなら、こっちから出かけよう!の意欲です。

オリンピックの有無に関わらず、国内観光の復活は年平均すれば2019年度比の売上で4~5割程度、インバウンド来道者は2~3割程度(消費額は3~4割程度)と厳しくなるのではないでしょうか?
綺麗事ではなく、いかに座席占有、部屋の稼働を確保するかと考えると同時に、収益増強手段を探さねばなりません。
2021年は戻らないと言っても、全体で4割程度は戻ると思いますから、100%稼働を達成する事業者はいるわけです。反面、倒産も出るでしょう。
仕掛けどきは、3月、GW後の5月? 夏観光前の7月? 賑わいの9月? 冬観光の12月仕掛け?です。いつから仕掛けますか?

観光に関しては、私は答えがあると思います。本業での復活だけでは難しく、各社関連する分野で何を仕掛けるか?です。いずれにせよ、「来る消費者=集客」+「送り出す消費=EC」のセットです。詳しくは、本文1をご覧ください。一緒に!の募集もしています。

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2021年2月のTaka’s Log  「観光のデジタル化を知る」

1、観光地のECサイトへの出品物
2、WEB広告/変化の背景
3、やっぱりインバウンド/世界交流に進むべき
4、デジタル接点作りには/混沌とした情報整理が必要
5、デジタル予約とは/本質を科学する
6、悠悠北海道データ集
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2021.02.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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