2018年のインバウンドビジネスの市場

つい先日まで、春節、大雪、平昌、そだねー、が話題でしたが、急ぎ足で春がやってきました。一瞬の3月のバカ陽気の1日もありましたが、北海道の桜前線&花粉前線はこれからです。

 3月31日に、ご縁を頂き帯広のセミナーを聞いて来ました。北海道はインバウンドの来訪が全国で8位、宿泊は3位。比率的には全国の8%の数値ですが、この街の観光ってなんだろう?と首をひねる市町村もあります。特に、観光消費がテーマの今、稼げない観光地は論外ですから、消費の道を前面に考えると難しい街がたくさんあるとともに、旅館・ペンションしかないから、あんまり宿泊しないんだよねという、実に勿体無い声も聞こえます。そんな中で、帯広も自分にとってはなかなか難しい街でした。

 セミナーでは4人の発表があり、それぞれ、具体的でした。テーマは観光ではなくて、帯広&十勝大好き人間の遊びの発表なのですが、それがビジネスになっており、発表内容とインバウンド観光を重ねながら聞いた為、普段の観光セミナーのあくびが出る発表(自分の発表もそう)とは全然違う新鮮な刺激を受けました。とともに、この発表にタイ人は呼べるかな?台湾は?など、国別を意識して聞いていました。インバウンドという言葉にまとめてしまうと、どうしても顔やイメージが浮かびません。それが良くないのです。そこを突き抜け、国別に、都市別に考えると、なるほど! 顔や行動の特徴や彼らの期待が見えて来ます。

     2018年のインバウンドビジネスの市場は

・個人客化が進んでいる
・リピーター化が進んでいる
・女性率が高くなっている
・若者率が高くなっている
・薬と化粧品の売れ行きが止まる
・キャッシュレスペイが加速する
・出身国別のサービス対応に迫られる
・「何でもあります」からの脱皮と専門性の強調
・特徴PR
・ダイレクト市場の理解
・他店、他市町との繋がりの意識(INとOUT)

をベースに構築されなければなりません。MICEやスポーツ観光などの目的別は、より競合の世界になりますが、プロがアプローチしなければなりません。人材獲得も重要です。

海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
*掲載についてはお問い合わせください)。

2018.04.06
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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