DX化の本質

<6月にインバウンド受入れ再開!>

朗報です。いよいよ、観光客=インバウンドの入国規制が緩和になります。門戸が開きます。
現在の1日の入国者数上限枠の1万人が2万人に増え、そしてビジネス客主体から、「観光目的客の緩和」を行い、インバウンドの受け入れが始まります。つまり、月に60万人の上限で入国緩和になります。

順を追って説明します。
2018年の訪日数は3119万人(85,452人/日)、同じく2019年は3188万人(87,342人/日)ですが、その内の商用客・その他客数は2018年は342.5万人(9,386人/日)、同じく2019年は362.4万人(9,931人/日)でした。コロナ以前のインバウンドピークと言われた年でも10,000人/日以下でした。つまり、商用・他客の入国者数は、すでに現在でも達成しています。
但し、これまでの1日1万人受け入れは、成田、羽田、中部、関空、福岡の5空港で行われ、入国時の<コロナ審査と待機>をほぼ目視=人的で行ってきました。

コロナ感染はオミクロン株からBA.2に移行中ですが、ご存知の通り、感染力は強いものの毒性は弱く(かかりやすいが重症化は低く特に死亡率が低い)、先進国を中心に国際観光客の受け入れについて欧州を中心に進めています。
外務省は、入国制限対象国を状況によって緩和し、原則として緩和国であって、指定ワクチン3回接種者で、出発国のPCR検査で陰性証明(72時間有効)のある観光目的者渡航者の入国を追加で許可し、2万人/日枠とすると方針発表したのが先日のニュースです。

ただ、そうは言っても、航空各社・旅行代理店のフィルターを通過した客となります。指定検査場を通過させることが条件とし、日本入国時の隔離・待機の手間を省くことから始まります。それが<小グループ客+パッケージ客>の団体客です。
上述の通り、日に2万人枠=月60万人は2019年の約23%規模です。そして同様に入国は成田、羽田、中部、関空、福岡の5空港が対象です。よって、来道客は5空港からの国内移動です。
主対策は「東京・北海道コース」です。いや、東京+札幌道央、東京+函館道南、東京+旭川道北、東京+オホーツク、東京+阿寒摩周、東京+富良野、東京+十勝、東京+日高、東京+胆振という具体策でしょう。

東京+の魅力が伝わるか?です。

そして、今秋には、欧米諸国とのデジタル処理がつながり、日本流の入国チェック体制のもと、秋冬の北海道旅行対策が令和4年度内に動き出します。

来るのは来年だから様子を見よう!と決め込んだ自治体や公共団体、事業者は、すでに秋の準備に取り掛かるべきだと思います。但し、新千歳空港の開放がいつになるかが決まっていないようで、情報がありません。恐らく、チャーター便からの体制作りになるでしょうが。

コロナ禍の行動変容=デジタル化+旅の個人化を念頭に、<変革>が始まります。
旅行期間内、有名スポットをハシゴ周遊するのはめっきり減り、1~2都市に腰をすえて(ベース)、これまで以上に長期滞在し、現場での会話を楽しみ、エリア消費(国際キャッシュレス)します。このタイプのキーワードは「街歩き」であって、「目的地」「現在地」の周辺情報を求めるため、新たな情報源が重要になります。

悠悠北海道では、これを、「街歩きの地図メディア作り」と考え、ジャンル分類型の情報発信から、緯度経度型の情報発信ができる仕組み作り=Gnome(ノーム)システムを発表しました。
Gnomeはアプリケーションではなく、WEB型サービスで、すでにお持ちの「街歩き地図」をデジタル化し、緯度経度化するツールです。すでに悠悠北海道でのWEB発信や海外配布の地図発信をご利用いただいている皆様は非常にスムーズにご利用いただけます。予算は、開設が30万円~です。

担当は、これまで同様、高橋、山村が窓口になります。https://uu-nippon.jp/gnome/lp/ をご覧ください。

※DX=デジタル・トランスフォーメーションの解釈は、事業分野により様々です。でも、デラックスとはもう読まないでください。一言で、IT技術でつながることを指していますが、それは、目的への「手段」であり、<変革>につながります。この数年で、より一層<以前は、今は、これからは>に直面します。
※地図メディアは、当社の登録商標(申請済)です。23年前に、ガラケーが始まった頃に企画し挑戦を続けてきた「緯度経度、地図、IT技術、位置情報」をカタチ(システム化)にしたのがGnome(ノーム)です。
※Gnomeはヨーロッパの「土地の妖精(髭の小人)」で、情報発信点・事業者を例えて命名しました。システム関係者はLinuxのシステム名称とイメージされるでしょう。街をレイヤーで表現する様々な新技術を特許申請しています。まもなく、1年ですので、国際特許申請をします。
※新たなビジネス作りがたくさん眠っています。全国に向けたサービス作りもできますので、ぜひ皆様のサービス作りにご活用ください。地域Big Dataに向け、蓄積、分析、活用ができる地域サービスです。

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2022年5月のTaka’s Log 「DX化の本質」

 1、地方創生にインバウンド市場を据える意味
 2、観光DX化を進める理由
 3、何に、つながるのか
 4、観光DXから地域DXへ
 5、悠悠北海道データ集
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海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
*掲載についてはお問い合わせください)。

2022.5.10
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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