Japow(ジャパウ)

世界中の旅行者が、北海道の観光を盛り上げてくれていると感じます。
Japow(ジャパウ)という名前をご存知でしょうか?

 これは、北海道のパウダースノーの素晴らしさを一言で伝えている流行り言葉です。
japan powder snowのことを世界のスキーヤーは、Japowと呼んでいます。
「今ね、俺、Japow中。今朝の雪は最高だよ!」と、北海道のパウダースノーを楽しんでいる自分を誇っているのです。

 海外にはフランス、イタリア、カナダなどたくさんのスキーリゾートがあります。規模も600kmの滑走距離があるものなど桁違いなのに、Japowと呼ぶ「パウダースノー派」が誕生しています。これを活かすべきです。

 世界のスキーリゾート投資がここ数年、北海道に向かっていることは多くの人が感じていると思います。投資しても作ることのできない「パウダースノー」という財産があります。体験するためにはゲレンデが必要で、滞在するためにはホテルが、レストランが必要。アクセスするための飛行機~バス。リゾートらしく、サウナ、エステ、ショッピング・・・あらゆるものが必要になります。

 必要だと言われて動く北海道人ですが、お客さまに「すみません、水ください!」と言われて水をテーブルに持っていくのは「サービスではない=あなたの仕事ではない」と言われるのと同じように、考えるだけではなく、気配りをして一歩先のサービス体制を作り習慣化しなさいという事を、飲食店では教育します。この当たり前のことができていないと、指導者がやってきて全員が指示通りの管理をされることになってしまいます。

 Japowの本質は「自然の価値」です。北海道に与えられた産物にするのがいいですね。「ニセコはすごいよね!あそこはすでに外国だ!」という発想は良くありません。世界の他のスキーリゾートを徹底的に調べ、不都合を解消するサービス委員会を立ち上げ、富裕層だけではない、新たな客作りを進めることができているか? と視点を変えると、ニセコは穴だらけだと思います。富裕層はわがままですから、滑走禁止のエリアにバックカントリー族が喜んで侵入することが頻発します。

 北海道の観光価値。この磨き上げで、総人口数に等しい500万人も、2倍の1000万人も呼ぶことができます。それよりも、滞在数をあげる努力の方がいいでしょうね。ならば、こちらから先に気配って、「水はいかがでしょうか?」というサービスをしなければなりません。

海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
*掲載についてはお問い合わせください)。

2019.03.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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