皆さん、新年明けましておめでとうございます。悠悠北海道の高橋です。新年号のテーマは「情報の連続性/Vol.149」です。
2025年(令和7年)、本年もスタッフ一同、心よりよろしくお願い申し上げます。 今年も「FITからの目線、FITへの気配り」など「接点情報」を総力で発信します。
早いもので「海外で北海道観光情報を直接発信できるLPサービス」を開始して15年目になります。
2018年頃からは、FITの相談内容には「目的地周辺のおすすめを教えてください」というリクエストが増えたことはいつもお伝えしています。これが現在、私たちが進めている「地域観光消費の横つながり情報」の元です。いつもFITのリクエストから学ぶことばかりです。
FITのリクエストは過去データではなく、未来データなので魅力的です。それがアクセスにつながり数値化できます。地域の魅力と観光関連サービスをつなぎ、実態として現場で、滞在時間を長く、地域消費を大きく、そしてリピーターを皆さんと増やしたいと狙っています。
<FITリクエストと比較し、現在の情報がバラバラであることを認識する。>
「地域サービス」、「季節サービス」としてFITへの「メリット情報に組み直し」、情報同士を「繋ぐこと」です。多くの場合は、ほぼ作り直しになります。
例えば、市町村においては「スローな旅」に作り直しました(作り直し中もあります)。ホテルにおいては、「早割、ベストレート」の横つながりに作り直し中です。
これをFIT向けの海外LPとして発信して、皆さんの公式サイトに繋いでいます。海外LPにすることで、制作に要する時間も、コストも驚くほど下げることができました。且つ、同時にアクセス数の取得とキーワードの分析を通じてニーズ(人気)を見つけることができるようになりました。
遠方からのお客さまを迎えるということは(ご来店、ご来館の到着点)、お客さまを送り出すことでもあります(次への出発)。
FITの共通項は「街を歩くこと」なので、「来ればいい、あとは知らない、関係ない、気にしない、自分だけが目立つ」という競争ではなく、協調する=地域に泊まる、体験する、買う、食べるなどの情報で「街に滞在する時間が伸びる」こと、すなわち、「地域観光消費の市場」に向かいます。
FITニーズの読み取りから生まれた、悠悠北海道の海外16サーバ多言語発信、緯度経度デジタル発信は、皆さんの情報が横つながりになり、次世代の自動生成AIに向かい、更に強くなっていきます。
こういう観点で言えば、大変失礼ですが、現在の札幌市の観光情報には独占性が強まり、協調性をそれほど感じなくなりました。
例えば、観光案内所の棚には、所狭しと市の観光パンフレットが優先的に並んでいます。デザインは変われど中身は10年前とほとんど変わりありません。面白い、新メニューの街中のパンフレットは目にしません。この姿勢では「地域観光市場のパイ(π)の拡大」には多額の事業予算が必要になり、その結果、東京方面の一部事業者(各種代理店)の群がりを呼んでいます。
北海道観光にとっての札幌市の役割は、何と言っても来道客の71.2%が滞在する中心で重要です。
今、FITの視点は「ここに滞在して何ができるか」(経験)、「誰に出会えるか」(学び)、さらに「訪問した自分自身が何を伝えられるか」(参加)です。この感動がこれまでのバラバラな口コミ(SNS、BLOG、動画)とは視点の違う、地域の口コミ(メッセージ)を生み、それが広がってリピーターや新たなFITを呼び込むことになります。
今年の北海道観光は大きな変革の年です。
例えば、FITが日本に来るための「飛行機の早割&事前決済」は、日によってはかなりの割引を受けられます(座席数に上限あり)。この流れで、「宿泊施設の早割&事前決済(部屋数に上限あり)」も必然になります。旅慣れたFITは積極的に早割を軸とした旅行プランを組み始めています。世界中にFIT市場が広がり、リモート業務が可能になったことで、滞在が長期化しています。
これまでの夏観光、冬観光の2つの山ではなく、スケジュールが自由なFITの呼び込みで山が平らになり、谷をなくすことが可能になります。その結果、売り上げは2割伸びます。3月4月がダメだとか、11月は底冷えだとか、徐々に解消しているのではないでしょうか?
しかも、「観光地だけが旅行地ではない」ことに気づいているのがFITです。混雑した観光地はもう行かなくていい、とまで言います。これは北海道にはチャンスですし、乗り遅れると恐怖になります。
やり方を変える→(観光においては)伝え方を変える。その根本は「考え方を変える」ことです。
一例でいえば、自動生成AIです。観光業界では、FITが利用を開始すると予測しています。国内ではなく。時代の流れです。
ただ、日本のことが質問されても私たちの知らない世界で勝手に回答されています。自動生成AIに、市町村名を入れて「私たちの町の観光スポットを10箇所教えてください」と入れてみて下さい。今はまだまだ、すごく適当で曖昧な回答です。生成AIが利用するデータベース情報が古いのも課題です。本来は、地元で持つタイムリーな情報を回答に出したいものです。この考え方です。
ただ、今はおバカな生成AIでも、わずか5年後の2030年頃には、「WEB情報、緯度経度情報(コントロールできる地図)、地域観光する人の口コミ(SNS)、早割予約など」が「地元のタイムリー情報」として回答されるようにしましょう。皆さんで一緒に、そこを狙いましょう。
今月は、FITと道外客集客に不可欠な「情報の連続性」と「言語バリアフリー化」について述べます。是非、ご一緒に発信しましょう。
1.世界16カ国で多言語LP発信している(バイリンガル発信から公式サイトに誘導)
2.海外SEO対策を常に意識している
3.デジタルガイドマップで緯度経度データとテキストデータを関連づけて発信している
4.ユーザーのアクセス人気が数字で記録される
5.横つながりのストーリー化を進めています(地域情報とのつながり、到着点は出発点)
6.City Walk発信
7.情報の連続性への取り組み
8.言語バリアフリー化への取り組み
今月も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年1月のTaka’s Log 「情報の連続性」
1、今年の北海道観光
2、言語バリアフリー化
3、情報の連続性
4、悠悠北海道の12月データ
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2025.01.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社