皆さん、こんにちは。悠悠北海道の高橋です。
今月号のテーマは「チャレンジ開始/Vol.146」です。
あっという間に、2024年も残りあと僅か。いや、2025年冬観光の準備が始まりましたね、と述べるべきでしょうか?
突然ですが、
混雑予想:12月14日~2月22日 <ピークは1月24日~2月9日> 今年2月の3割増
来道予想:韓国、台湾、中国、香港、タイ、アメリカ、オーストラリア、関西、関東、シンガポール、フィリピン、道内と多様
いよいよ12月から冬観光便、増えます。どのくらい増えるかといえば、北海道への国際線定期就航便数は昨年比で2割程アップになります。
現在は、韓国12便>中国8便>台湾6便>東南アジア4便の30便/日(欠航含む 新千歳、旭川、函館の3港計)で、これが更に増え32便~34便/日に(同)。9月~10月と比べて約8便/日増えます。中国とタイが伸びてきます。
2025年の春節は1月25日からで、そのまま各地の雪まつり、そして世界でここだけ!の流氷見学と冬のバードウォッチング、「インバウンド+道外客要素」が続きます。不安要素は悪天候でしょうか。
その時期のペルソナは、30代の1~3人旅(1人旅が増えます)の女性が6割と多く、雪体験、雪観光、雪グルメ、雪ファッション、雪アウトドア品、雪の時期の化粧品・薬品などへの消費。これをいかに個人客ペルソナに伝えるか? また、いかに彼らの観光ルートに仕掛け、伝えるか? になります。一滞在が長くなる傾向は続くので、一滞在ごとのリピーター作戦を仕掛けるべきです。
どうぞ、悠悠北海道の個人客対策ラインアップをご検討ください。役立ちます。
「観光情報は3年先の仕掛け」と言われますが、2027年にはネットの世界はどうなっているでしょうか?世界中の人が持つ興味です。
これまでの観光社会は、「有名な場所」・「マネーフローの多い場所」・「口コミ数が多い場所」で動いてきました。なので検索の上位はまさにこの3要素で占められ、代理店の介在とともに、Googleという情報社会がリーダーで、「マネーフロー(広告金額の上位)」や「***で人気の10選」とかを中心に、「口コミ数」が決め手。「WEB検索」も、「SNS」も、「動画(ショート含む)」も、形は違えど情報の根っこは同じ中で争っています
。お金が必要でした。公式サイトでも探されないという異常は10年前から。今や、これが当然の動きになっています。WEBを一度見るとずっと追い続けるGoogle広告。EUではこの異常さに罰金を請求し、日本は何もせずどころか国が応援、支持している異常。
しかし、世界ではすでに崩壊は始まっています。多くの人は、SNSや口コミに対し、「これ本当?」と疑惑を持つことが増えました。それが今後も続くのか? 当然、NOです。
北海道の3年後は、恐らくラピダスの2nano小型半導体やNTTのIWON光技術が世界デビューしている時で、北海道は経済面でも北米では話題になっている土地です。IT技術は正しく進化を続け、利用者は歪んだ発信を相手にせず、Open AIがこの観光の検索場面にも進出し、大多数が日常に利用しているシーンがイメージできます。そこには、広告がありません。なので広告代理店は仲介せず、「これ本当?」が極力なくなっています。
「一番詳しく」「一番新しく」+「公正で」「公平で」+「正しい情報」という今でも利用者が求めていることを「観光AIのデータベース」が発信します。この基は、地元からの一番の情報です=皆さんの情報。
1、英語版のWikipediaに載っている
2、メディア、DMO、観光協会が取り上げている
3、エリア内、業界内で一番詳しく正しい情報
4、海外でダイレクトに発信
これが、AIが取り入れる基情報の姿です。
お金を出せば検索されるのではなく、お金をかけて「一番詳しく、一番新しく、安全で正しい情報を発信し続けている」という姿です。
そして、
5、発信者は、日本語の曖昧&イメージ言葉のわかりにくい表現を直訳・自動翻訳せず(誤訳により伝わらない)、伝える工夫が必要になります(リライト)。この姿に向かうチャレンジです。
ところで、来月OPENする札幌市中央区、桑園駅近くの「エアウォーターの森」をご存知でしょうか?北海道生まれのエアウォーター(本社大阪)が全国に展開する次世代事業の1つです。
ここは、北海道の潜在能力と可能性が原資で、「持続可能な社会」と「安心・安全に豊かに暮らす」の実現を科学するオープンイノベーション施設です。世界が抱える、「エネルギー、食(農林水産)、環境保全、産業育成、流通、保管、観光」などの課題を、北海道として検討し、活力ある産業創造をしようとする場所です。
悠悠北海道は、2025年1月からここに唯一の観光分野で出店します。「北海道の地方観光」をテーマに多業種の最先端と交流しながら、地方創生の旗振り役の1つである「効果的に稼ぐ地域観光情報の姿」を研究します。皆さまの情報を世界で発信するパワーをより強めます。これが私たちのチャレンジです。札幌にお寄りの際は、「北海道の知恵の森」に是非、お立ち寄りください。
今月号も、よろしくお付き合いください。
2024年11月のTaka’s Log 「チャレンジ開始」
1、ATは欧米豪が中心ではない、インバウンド客全体が動き出している
2、ひがし北海道という名前では全くヒットしない道東観光
3、個人旅行者の抱える旅の不安の対策に
4、悠悠北海道からのデータ
5、個人客を誘致し続ける
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2024.11.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社