皆さまこんにちは。悠悠北海道の高橋です。
今週に入ってから、中国との動きが賑やかになってきたことを受け質問も増えました。そこで悠悠北海道メールマガジンの臨時便(Vol.148)を発行します。
年末のお忙しい時期ではございますが、この賑やかさを2025年以降のインバウンド対策にどう活用すべきか、要点をお知らせします。来年もスタートダッシュで稼ぎましょう!
■まずは、対中国への情報発信の基本中の基本です
ご存知の通り、中国での情報発信は厳しく規制されています(グレートファイヤーウォール/金盾)。一番の難関は、国務院の許可を受けた「法人」のみが発信できることです。それ以外はグレー情報です。この許可番号はWEBサイトに表示公開義務があり、いつでも当局のチェックを受ける体制でなければなりません(ICP番号の取得)。
逆に正規許可を受けることで、検索エンジン百度(Baidu)の検索対象になります。それが、14年目になる北海道で唯一のWEBサイト「悠悠北海道LPのICP」です。
・日本でも簡体字なら見られる とか
・香港におけば見られる とか
・中国はWeibo、RED、TikTokが主流だからWEB効果は少ない とか
まことしやかなデマが流れています(多くは、許可を知らない、または反抗的な事業者から)。
もちろん、URLを直接叩いたり、有料のバナーからのリンクなど、日本国内のサイトでも見られますが、日本国内にある簡体字サイトであっても、禁止サービスを使わない、使っていないことが基本。それが以下です。
■国内のサーバの簡体字WEB内でもダメです。
*ダメ=見えません、伝わりません。
1、Google関連は一切NG
・Google自動翻訳の使用禁止
・Gメールの使用禁止
・GoogleMAPの使用禁止
・Youtubeの使用禁止
2、Facebook関連もNG
・Facebookの使用禁止
・Instagramの使用禁止
3、Xの使用禁止
4、LINEの使用禁止
■中国人の富裕層対策が始まった・・免税制度に繋いで考える
さて、昨日発表になった「中国人へのビザ緩和」は一言で、中国人の富裕層対策ですから是非対策を練ってください。北海道として、広域として、業界としてなど仕掛けるべきですね。
1、10年ビザの新設
2、65歳以上の希望者にはビザ申請時の就労証明を不要とする
3、マルチビザ5年で2回以上
4、団体を含む滞在日数が15日から30日の長期化(団体旅行と、団体扱いのパッケージ旅行)
5、その他
私は、このビザ緩和は、段階的にまだ緩和されてゆくと読みます。
1)大阪万博の入場券の売れ行き不調対策でもある。
2)国内旅行を許可する滞在日数の2倍化
3)2026年11月~の免税制度の見直し(50万円上限の撤廃)
■2025年は2018年の数字まで一気に戻る
2024年は中国からの訪日は2016年を超えるところまで急速に回復し、夏以降は韓国・台湾を抜いて訪日数1位になりました。このまま2025年は2018年の数字まで増えると見込みます。ただ、2018年との大きな違いは、FIT=個人手配客が多いことで、この傾向は続きます。
現在=11~13便/日(加えて、滞在数の延長化)
2025年予想=12便~15便
・新千歳空港=北京、上海、天津、杭州、深セン、西安、香港(広州からの乗客含む)
=韓国仁川(大連、瀋陽、長春からの乗客含む)
・函館空港 =上海
・旭川空港 =韓国仁川(大連、瀋陽、長春からの乗客含む)
・道内各空港=羽田、関空、成田、中部で入国後の国内線経由
その他
2025年(華僑:国籍は中国以外)
フィリピン増便
タイ増便
ベトナム新規
マレーシア増便(台湾経由含む)
シンガポール増便(台湾経由含む)
アメリカ(ホノルル、グアム便)
2026年後半
FINエアーの復活
以上のように、中国、東南アジア(華僑)からの来道が増えます。加えて、国内移動でのアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスからの来道者が増えます(AT:アドベンチャートラベル)。
■発信しましょう!
2025年からのインバウンド対策として、中国への特集(LP)を組みたい、中国で検索されるサイト(LP)を作りたいなどのご計画のある方や、悠悠北海道が発信する以下の特集に興味のある方は、ご連絡をください。
・関西大阪万博の関西観光+北海道観光 特集
・石狩胆振の半導体・IT関連エリアの滞在 特集
・北海道アドベンチャーツアー 特集
・北海道のショッピング・免税&クーポン 特集
・北海道の観光ホテル早割予約&ベストレート 特集
2024年もあと僅かです。今年も本当にお世話になりました。来年はスタートダッシュでいきましょう!
皆さま、良いお年をお迎えください。
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2024.12.26
シーダースコミュニケーションズ株式会社