皆さん、こんにちは。悠悠北海道の高橋です。2月号のテーマは「地域観光イノベーション/Vol.150」です。
今号のこのテーマは、これからの地域観光にとって非常に重要です。しっかりお読みください。
今冬のインバウンド観光消費はいかがですか? 2019年超えで、過去最高という方も多いかと思います。来道国は、直近では韓国の次に、中国、そして台湾、米国、東南アジア、オーストラリアで、特に、昨年12月からは、メインチャイナが増えているというのがホテルのヒヤリングから見えています。
JNTOが翌月中旬に発表する訪日客数の暫定値はいつも楽しみです。ただどうしても、羽田国際、成田国際、関西国際のBig3空港と首都圏・大阪圏が中心の動きであって、国策としている「地域観光の数値」とはあまりなじみません。
北海道の速報に関しては、1)ホテルへの定期ヒヤリング 2)新千歳、函館、旭川3空港直行便の情報 3)海外の就航計画 4)北海道観光デジタルマップノーム(Gnome)のアクセス分析 5)悠悠北海道への質問、アクセス数で把握し、お伝えしています。継続することで、対前年比、季節比較などが見えるのでワクワクします。
なんと言っても旅まえ客のデータは、スーパーやコンビニのPOSデータと異なり、2ヶ月~4ヶ月後の見込みにつながるので、面白い「未来データ」です。北海道地域観光のデスティネーションを数値化できます。
そもそもFITは、わざわざ北海道に観光に、消費に、お越しいただいているので、そのニーズを察知することは地域消費には不可欠です。そして円安、物価安の北海道は、これから起こるアメリカ発の関税戦争・貿易戦争においても、観光客ならではの旅行者特権で、引き続き安価に買い物できるので、益々、「日本最高!北海道ワンダフル!」と口コミが続くに違いありません。
今月のテーマ「地域観光イノベーション」は、北海道のFIT市場が東アジアに偏らず、全世界の「個人旅行者」へプロモーションを続けることで、北海道独特の「夏観光・冬観光の2山集客」を解消する可能性があります。個人旅行は自由であり、好きな時に行く。PCやインターネットを活用する仕事であれば、旅先でデジタルノマド風な、ワーケーション風な時間の使い方も自由です。1年の2山がフラットになると、地域観光消費は2割はアップするでしょう。
ホテルの宿泊形態も、市街地では「素泊まり、1朝食付きが人気」で1泊2食のセットや団体客の利用が多いホテルを敬遠するという傾向も耳にします。首都圏・関西圏の観光地では、イノベーションはFIT側が起こしており、むしろ受け入れ側が後手になっている対応。その波がこれから北海道に来ます。
・地域情報のなぜ?発信と地元データの取得と分析
・世界16ヵ国(来道95%)でのプロモーション
・発信者側の情報(プロダクトOUT)と受信者側の情報ニーズ(マーケットIN)の違い
(向いている方向性の違い)
・縦割りのバラバラ情報と横つながりの一元化情報
・キャッシュレスと事前予約
などなど、実現できる地域観光イノベーションは多々あります。
今月も、どうぞよろしくお願いします。
2025年2月のTaka’s Log 「地域観光イノベーション」
1、Pay Lessを伝える
2、What/何情報とWhy/なぜ情報
3、もう一泊を可能にするスローなアウトドア
4、北海道の予約市場にメス
5、悠悠北海道の1月データ
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2025.02.10
シーダースコミュニケーションズ株式会社