すっかり秋になりました。
道内観光地のホテルが夏の高値のまま、秋に突入しており、客離れは大丈夫?と嫌な予感がします。飛行機が安くなった分、北海道には行きやすくなったけれど、宿泊費が高いから敬遠、もしくは日程短縮は怖い。
一旦、客離れが始まると、噂(SNS)は広がり、あっという間にマイナスになります。
ホテルの閑古鳥は、周辺地区への閑古鳥になる可能性が強く、客は一体どこへ行ったんだ! では時すでに遅し。せめて、首都圏の宿泊価格や海外の主要観光地の料金レベルを参考にしてほしい。
以前と違い、気軽に海外を旅できる時代ですから、周囲との比較ではなく国内比較、アジア比較、世界比較が重要です。
北海道の場合、旅行代理店仕切りで冬は集客0エリア。夏の間に稼ぐ方針が固く、極論、値段は2倍。というホテル都合はこの先は通用しません。客単価の上げ方は観光商品を組み込むことで大きく変わります。旅行業法の一部改正でサービスと商品の販売ルートの見直しが始まるまであとわずか。その前に、閑古鳥を呼び込んでしまっては大問題です。
それと、これからの国内外の旅を以下のように分類してみました。
これまでの旅情報は 1)からがほとんどです。ニューツーリズムと言われて久しいですが、役所主体の天狗ビジネスはさすがに定着しませんでした。今は、現場主義で改善が進んでおり、大局は以下の6省の専門分野の旅に。2~6は、そのほとんどが個人旅です。また、趣味・興味が深まるほどに一人旅になります。そして、観光地ではない場所が多くあるのが興味深いですね。
1)国土交通省の旅・・・観光という括り(モノ観光、コト観光)
2)文部科学省の旅・・・アイヌ歴史館、寺社仏閣など
3)農林水産省の旅・・・農泊、農・酪・漁体験など
4)経済産業省の旅・・・輸出入、特産品など
5)厚生労働省の旅・・・労働力、医療など
6)環境省の旅・・・・・自然体験など
自分のエリアがどの方向に向いているのか?によって、地域の基本情報が変わります。
2020年の白老の国立博物館のOPENによって2)がPRされる。北海道は一年を通して6)がPRされる。夏の3)体験。北海道とのビジネスを試みる人は4)などと、より専門的で、より魅力的な話題にシフトするのがわかります。
その一歩先から今を振り返ると、ああ~なるほど、団体客だ、個人客だと言っていたのは、1)の旅行代理店マターの観光地巡りの連れ歩き旅行がベースだったことがわかります。いずれにせよ、自力の魅力発信をすべきです。ダイレクトな時代です。
ダイレクトな時代とは、情報の直接発信であり、直接予約ということです。
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2017.09.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社