来る前のFITに情報が届き、選択してもらうことを積極的に考えるべき。
選択のタイミングが早ければ早いほど、旅行の中心要素になり、滞在時間も長く消費金額も多くなる。FITは、大いに楽しむ場所=2、3箇所を中心に旅行を組み立てており、そこに選ばれる努力が不可欠。
4月5月は北海道人気は低く、6月中旬以降〜10月中旬まで4ヶ月に渡り夏秋のインバウンドピークに入る。7月の富良野ラベンダーは人気。ただし、お金が落ちる情報が圧倒的に少なく情報は他力本願。知床五湖、道東三湖の希望は強い。
しかし、昨年までは交通情報がほとんど届いていなかったので余裕を持ったFITの旅行計画は立てにくかった。また、宿泊以外にお金が落ちない状況。夏の函館・道南人気は非常に高い。ただ、函館は1泊。周辺での宿泊も少なく、風光明媚の人気の裏腹にお金を取れない観光が目立つ。入り込み観光神話からの早期脱皮が肝要。来て欲しい人たちの顔の見える情報塊が有望。
アジア各国での北海道人気は6月〜10月は引き続き高く、特に、中国からの来道は大きく伸びる。おそらく、過去最高数値がでると思う。混むけれど売れない現象を脱皮するには、専門で、新しい、北海道独自情報が選択されることが肝要。勝ち組負け組がはっきり分かれ、また入り込み数勝ち組であっても経済的負け組も多々でると思う。
文責:悠悠北海道 高橋正昇(2015年5月)