みなさん こんにちは。1年で最も忙しい観光ピークの時ですね。
忙しい、忙しい・・・。
インバウンドの入り込みはいかがでしょうか? 横ばい、若干悪い、増えているなど、実は答えがばらついています。直行便での入国者は増えているし、本州からの移動も増えていますから、全体的には「増」と考えるべきなんでしょう。
6月データですが、JNTOの6月訪日数は単月で昨対18.2%増、1-6の半期で同17.4%増なので、この推移から昨年の2400万人が2800万人(16.6%増)と判断できそうです。対前年400万人増。
いつものことながら、北海道は統計はようやく昨年12月が出たので、急変する事態をどう判断するか?これが読めません。ただ、最近の傾向として特筆すべきは、入り込み数と、ホテル宿泊数が合わなくなっていることを挙げます。
これは、大通公園のビアガーデンしかりなのですが、「季節価格が高い」という部分がひっかかります。交通、ホテルです。この2つ、川で言えば川上。川上での高騰は、川下の落ち込みに影響します。体験、飲食、買い物などが伸びなくなる判断です。
そして、ホテルの宿泊数が伸びてないという意見が多いことに驚いています。みんなどこに行ってるの?というより、高騰に対する今後を含む彼らのアクション予測です。
日本人はこう言ってます、「仕方がないよ、お盆だもの、年末だもの、GWだもの、3連休だもの」。同じようにインバウンドの若者も右へならえはしてくれません。ベストエフォートで、1泊1室*円です。お盆だから「混む」、は許せても、土日だから高い、季節価格で高いは「変」という意見。ですから、彼らは予算で泊まれるところを探します。
ゲストハウスしかり、民泊しかり、安めの旅館しかり、です。それと、深夜バスしかり、レンタカー車中泊しかり・・。
日本のインバウンド入り込みは、東京(30)、大阪(14)、北海道(9)、京都(7)、千葉(6)、沖縄(5)の6都道府県で全体の約7割を占め、北海道では札幌圏が約8割を占めると言われていますが、ここ数年で数値が動くと予想します。北海道の9%が、今のままでは落ちるということです。2020年の4000万人に向かい、北海道は250万→500万の2倍になるのに数値が落ちる?と矛盾したことを言いますが、実態は、都市部の高騰を避け、自分たちの金銭感覚にあった場所を探し始め、SNSなどでも話題になり、火がつくということです。経済発展の勢いが世界NO.1のアジアであっても、やはり、所得は日本とは比較になりませんから。
今月のメールマガジンは、「高騰」するエリアが起こすインバウンド事情を考えてみます。
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2017.08.07
シーダースコミュニケーションズ株式会社