皆さま、こんにちは悠悠北海道の高橋です。今月号は「国際線定期就航/Vol.133」をお届けします。*今回号は一部9月下旬に書きました。
9月29日~10月6日までの国慶節需要はいかがだったでしょうか?
例年のことですが、国交省は3月と10月に夏と冬の国際線定期便旅客の申請を決定します。
2023年夏のスケジュールは国内外124社(外航116、本邦8)の申請を3月15~24日の10日間で決定しました(2023年3月26日~10月28日です)。当初の運行便数は日本全体で週に3159便でコロナ前の7割。特に、成田国際、東京国際羽田、関西国際と試験的に福岡国際の4港で重点的に受け入れを強め(水際対策の集中空港)、中部国際、千歳国際、那覇国際は5~6割の状況でした。
2023年の冬は10月29日~3月30日を決定します。これは、8月~9月に申請があったものを10月18日~10月27日に決定する流れです(チャーター除く)。
昨年の10月を思い返すと、11日にコロナ規制の終了とも言える、入国制限の緩和が決定しました。これにより、それ以前に受けていた申請の韓国路線=+71%、台湾路線=+94%、香港路線=+72%、東南アジア路線=+32%(いずれも貨物含む対2022年比率)と飛躍的に、また、アメリカ路線=+18%、欧州路線=+28%(同)と一定回復しました。この決定値が、現状(9月29日調査)の、436便/日=週3052便相当です(2019年比64.7%)。
現在、各航空会社はすでに申請内容を発表し、北海道冬便を販売しています。
新千歳発着=週W37便の増便
中国東方=上海?新千歳 W2便
タイエアアジア=バンコク W7便
タイ国際= W7便
ジンエアー=釜山 W7便
エバー=台北 W14便 (7往復)
となっています。
2019年比としての千歳空港の目標値は30便/日=270便Wです。同等の数値と見込んでいます。
ご承知の通り、インバウンド客の最近の傾向・特徴は
1)団体客から個人客傾向
2)OTA等の専門システム経由から地域ダイレクト予約傾向
3)個人消費=1.2倍
4)個人滞在=1.1倍
*3)*4)=1.32倍(32%増)。
10~11月は特に、値上げにより国内消費の落ち込みが予想されることもあり、全国旅行支援が再開されます。北海道はHOKKAIDO LOVE割として、10月10日~11月29日を宿泊単品旅行の期間として発売されます(上限宿泊・日帰り3000円、交通付き5000円で上限20%OFF)。
悠悠北海道では、引き続き、今後の地域インバウンド対策の重要要素として、「地域を楽しむスローな旅」を基本テーマとします。
今月号も、よろしくお付き合いください。
2023年10月のTaka’s Log 「国際線定期就航」
1、国慶節前の国際直行便到着データ
2、これから期待されるインバウンド客のペルソナ
3、新たな華中エリアのICP取得
4、新トップシーズン
5、悠悠北海道データ
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2023.10.10
シーダースコミュニケーションズ株式会社