皆さま、こんにちは悠悠北海道の高橋です。今月号は「観光の常設展示と企画展示/Vol.134」をお届けします。
*今回号は一部10月下旬に書きました。
2023年度の国際線旅客便は冬ダイヤになりました(~2024年3月30日迄)。
10月25日に関空(KIX)、27日にセントレア(中部)が発表した当初ダイヤ(期間中追加あり)では、関空が49都市1086便/週(今夏の47都市967便から12.3%UP)、中部が17都市219便/週(今夏の同205便から7%UP)です。
新千歳空港のパブリックコメントはありませんが、各種調査・情報を参考に推測すると、5航路22便/週増えて10都市137便/週になるようです。1日換算で約20便で2019年対比では30便/週に対し約7割です。11月17日からの中国天津2便/週、12月3日からのマレーシア4便/週、12月10日からの台北7便/週などが新たに増えます。
中国に目を向けると、この後予定されている南京便、上海便、香港便を含み5都市8便/週を見込みます。北京1・天津1で週4便、上海3・南京1で週8便と2024年は1:2の割合で華北:華中となりそうです。
函館空港に香港便(A330型 月・火・木・土の4便/週 函館17:00着)が12月18日から就航予定。現在のタイガーエアー(台北1便)と合わせて、弾みがつきます。旭川空港には変更がありません(タイガーエアー台北1便)。
日本全体としては、成田、羽田、関空、中部、福岡の5港が先行し、地方空港が1歩遅れです。この5港からの国内線移動や新幹線移動者の誘導が重要です。北海道各地は北海道旅行の85%を占める札幌圏からの誘導も重要でW誘導策を講じるべきです。
また、個人手配が増えている傾向から、「着地型観光メニュー」で、特に3日滞在メニューで、主目的の他に「何をするか・できるのか」の具体的PRが重要です。
着地型観光対策の区分を俯瞰して考えてみます。
博物館の運営を参考にすると、博物館は通常、「常設展示」をしています。地域の地学・地質や気候、歴史や人物、産業の推移、我が街の栄枯盛衰などに関する資料や模型、映像などを展示しています。まさに、地味でほぼ変わることのない「現在につながる展示」です。これを着地型観光の「ホテル、ショッピング・お土産、グルメ・スイーツ、交通移動、体験ガイド」とします。博物館も、一般観光も常設展示では、なかなか集客できないのが現状です。
博物館は年に数回、「企画展示(イベント開催を含む)」を行います。興味ある内容をPRし、多くの人を集めます。
観光では、例えば、春の桜企画、夏のアウトドア(マラソン含む)・夏祭り企画、秋の紅葉・収穫祭(グルメ)企画、冬のウインタースポーツ企画としましょう。企画によって人(観光客)を大勢集めることができますが、消費の大半は常設展示の「ホテル、ショッピング・お土産、グルメ・スイーツ、交通移動、体験ガイド」に落ちます。さらにホテルにも「常設展示と企画展示」、お土産にも「常設展示と企画展示」、グルメにも「常設展示と企画展示」、交通にも「常設展示と企画展示」、体験にも「常設展示と企画展示」があるか?を問うと面白いですね。期待値たっぷりの観光客は、昔ながらのスタイルにも非日常=企画展示、と感動します。
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今月号も、よろしくお付き合いください。
2023年11月のTaka’s Log 「観光の常設展示と企画展示」
1、JR千歳線沿線開発と観光・交流
2、空港別直行便情報
3、フードダイバーシティ
4、個人手配客にセット券PR
5、悠悠北海道データ
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2023.11.8
シーダースコミュニケーションズ株式会社