緊急提言 / 12月には戻りだす

春節ビジネスはすでに始まっている!様子見ではよくない。

尖閣の問題で、日中関係は冷え込んでいる/この問題は長引く、とマスコミ各社は流しています。不安になりますね。この先どうなるんだろう。このままいけば、日本経済に大きなマイナスになる、と。
当社も、中国の首都北京で北海道の情報発信をしています。
マスコミの報道の通りとすれば
1、サーバが邪魔をされ
2、アクセス数は伸びず
3、サイト閉鎖
を予測していました。

しかし、まったく、そうではありません。
おかげさまでアクセス数はトップページで現在23万ほどに伸びています。9月には入っても減少傾向はありません。もちろん、サーバの被害は全くなし。ホー ムページを通しての旅行の問合わせは通常通りで、やはり個人からです。今の内容は、スキーやスノボ、野鳥撮影スポット、そして年明けの春節の時の観光と雪 まつりの話題です。

うそだろ?  と思われるでしょう。
いえいえ、先日9月26日に帯広観光コンベンション協会様と共催で、対中国への情報発信というセミナーを行い、20名近い方の前でスクリーンを前に話しました。

世界に2つあるインターネット。
我々がいつも見ているインターネット、そしてもう一つが隣国のチャイナインターネット。我々の常識ではないもう一つの世界。

そのルールを私たちが解明し、様々な問題点をみつけ、中国政府の許可のもと今のような状況でも何の問題もなく、情報発信している様子をご覧頂きました。

◆台湾からのアクセスが急落

ただし、不思議な現象があります。それは台湾からの動きです。
悠悠北海道は首都北京から発信しています。その最大のメリットは首都北京を注目する中国国内およびアジア周辺諸国からのアクセスがダントツであることです。
北京、上海、香港、台湾、大連、広州、瀋陽、シンガポール、マレーシア、日本・・・です。

9月11日を境に、台湾からのアクセスが急落しました。今もなお、落ちたままです。もしかすると、中国との交流が戻っても、台湾は韓国同様に戻らないかもしれません。
それ以外は、通常通りです。

◆マスコミから流れる情報の本質を見抜く

我々の生活に関係ある日中関係ってなんでしょう。
中国を十把一絡げで捉えるのが正しいのでしょうか?
医療は、食材は、部品は、政治は、農産物は、投資は?
それぞれが、それぞれの分野で友好関係を結んでおられる、汗を流しておられる方々がいて、「友好」です。

マスコミというのは 「マス(大衆)」なので全部を一つに見せたがる。そして評論する。それは、マスだからです。でも、少なくとも、我々専門の立場からはマスの発想だけではいけないのです。何も解決しない。

旅行はキャンセルが生じています。その殆どは、政府関連、党関連、そして団体ツアーです。
その他の個人旅行はほぼ通常通りです。
また、悠悠北海道を介しての問合わせも通常通り(個人客や視察関連)入ってきています。

マスコミ報道によると、エアーのキャンセルが55000席と発表になりました。
その中身は、政治行政関連の交流+国慶節の団体旅行(旅行代理店扱い)が殆どで、個人、小パーティの動きは堅調です。

聞くところによると、日本への旅行はヨーロッパへの旅行に振り換えられ、今、欧州は空前の中国人ツアー客で賑わい、中継する中国の旅行代理店もリベートで 大変儲かっている、と聞きます。日本をたたき、そして、欧州側の旅行関係者に追加費用を少しもらい、代理店が潤う流れ。困っていません。

一方の日本側は、キャンセルをくらい、「ふざけるな」「中国人はそういう人間だ」との声が聞こえてきますが、俯瞰してみると、2010年の尖閣の教訓があ るのに、戦略的にはリスクヘッジをしなかった。やはり団体狙いで中国の旅行代理店にお任せだったことに他なりません。少人数で来られたら面倒だ。会話でき ないなどなど。

でも、団体客というのは 実は作られた団体客であって、実は2~3人、5~10人のパーティを旅行代理店側でまとめて団体にして、送り込んできます。つまり、当初から個人、小パーティなのです。

一般的に、日本に来る団体客は、1万元(約12万円)の代金を払います。そのうち5万円ほどを代理店が利益として抜き取り、飛行機代と国内旅行代になります。日本への旅行代金は4~5万円なのです。だから、損害者は旅行者であり、日本の旅行業です。

12万円の代金を払ったお客さんが、当たり前に12万円の旅をするには、これまでの代理店任せでは無理です。無理なのに、今でも、観光業界のみなさんは、行政や団体の方々と、中国の旅行代理店に営業に行っているのです。

9月15日から18日までのデモ映像は衝撃でした。ネットでも様々な書き込みがありました。日本製の売上げが軒並み落ちていることが報じられはじめました。でも、これはある意味、覚悟です。仲が悪くなると顔も見たくない、となります。
日本のもの買わない、食べない、近寄らない は続くでしょう・・・

とは言いません。

今、買わない、食べない、近寄らないを叫んでいるのは あの暴徒です。
しかし、彼らは正直いって、日本製品を買えない、日本食を食べられない、日本へ来られない人です。ニュースは無視しましょう。

◆これから我々がすべきこと

いろんな憶測が飛び交っていますが、12月上旬には交流が再開するとみて準備を続けています。自分たちのできる範囲で動いています。
声を大にして言いますが、中国に関しては、戦略の見直しが不可欠です

情報発信は自己責任です
その上で、中国での情報発信のプラットフォームをご提供します。どんどん中国のデータベースに北海道に関する単語をキーワードを読ませましょう。
情報発信は差別化です。これは先手必勝です。その具体的な発信について、私たちはしっかりサポートします。

今も、悠悠北海道のサーバは、個人に対し着々と情報発信をしています。

 

2012年10月10日
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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