皆さま、こんにちは悠悠北海道の高橋です。今月号は「地域主導観光/Vol.132」をお届けします。
秋の値上げ直前になりました。すでに、全国的に交通系での値上げが発表されていますが、エネルギー補助が全国的になくなるため、ほぼ全ての品目で2桁アップ(経費)。それに加えて人材不足から稼働率を伸ばせないサービスダウン(売上)のダブル苦境が気になります。
先月号では、これからの北海道観光のコンセプトは、「ゆっくり楽しむ北海道の旅=Hokkaido Slow Travel」にすべきだと述べました。旅作りは、「目的地選び」に始まり「場所が決まり」、その周囲の様々なメニュー(宿泊、体験、グルメ、ショッピング)、予算、日程を決めます。
この当たり前の流れの中で、実はターゲットがボヤけていると多くが語ります。「台湾・香港・タイorシンガポール」をターゲットとするプロモ担当が多いのですが、それは、ターゲットなのでしょうか?しかも、全国1712自治体の観光担当者の殆どが同じことを言うでしょう。
「台湾・香港・タイorシンガポール」はターゲットなのでしょうか?
「旅まえの我がまちへのニーズを知らずしてターゲットは見えますか?」
8月は、道南・道東の皆さまとディスカッションさせて頂きました。
・ターゲット論/PR論
・いつまで続く宿泊高騰の恐怖
・滞在型観光のメニュー整備
・地域内予約と観光客導線等のデータ取得
など、今まさに観光変革期の意識を高めなければなりません。
そして今まさに再考すべきは
・北海道の強みは何か?
・我がまちの強みは何か?
・我が館の強みは何か?
・いかに個人に直接PRするか?
客観的な意見を求められます。
・個人化とリピーター対策
・滞在型メニューの整備
・エリア内消費
・高付加価値化
この実行には、「人サービス=人員不足」の課題を抱えています。
政府のR5年度の旅行博参加数エリア割合は、欧米豪が6割/アジアが4割です。中でも、中国10回、米国9回とダントツに多く、R6年度以降の軸を予想させます。
今月号も、どうぞよろしくお付き合いください。
*お知らせ:
まるまる北海道(旧悠悠北海道地図)は今月9月末締め切りです。
・人気の Five Area(5エリア)とつながる戦略
・テーマは「スローな旅のPR」。
・羽田から、札幌圏からの誘導をダイレクトに促します。
2023年9月のTaka’s Log 「地域主導観光」
1、中国はどうなるんだい?
2、ターゲットが定まらない
3、スローな旅の組み立て方
4、役立つデータ集
5、生成AIに聞いてみた
6、悠悠北海道データ
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2023.9.8
シーダースコミュニケーションズ株式会社