皆さま、こんにちは。悠悠北海道の高橋です。今月号は「復活と始まり/Vol.135」をお届けします。
今年もあっという間に1年の締めくくりの月です。そして、難しい年でした。やりたいことはたくさんあるし、インバウンドの回復も急激でしたが、年度当初の予算組み立て時点では回復スピードの見込みが通らず最低予算でスタートで「予算がない!」という悲鳴を聞きました。
インバウンドに関するメディア報道の多くは、「復活」がテーマだったように感じます。入り込み数の復活、消費額の復活、人気観光地(首都圏、大阪・京都)、福岡の賑わい、アジア初開催のATWSの北海道体験。
一方で、中国からの団体客がSTOPのままで、中国の回復が遅れているとの話題もたくさんありました。
このメルマガで何度かお伝えしてきた通り、首都圏に比較して北海道全体では2019年比で、7割程度の回復(札幌圏は9割)。これは1年遅れの感覚でした。
ようやく、今月から上海、香港、深セン、杭州、マレーシア、バンコク、台北からの本道への直行便が増えます。帯広、函館、旭川空港へも12月~2月の季節運行が始まります。年明け、1月~2月はかなり上向きになるでしょうし、札幌圏中心の動きが北海道全域に広がるのも楽しみです。まさにインバウンドビジネスの復活です。
9月、10月の訪日延べ宿泊数では、1位:中国 2位:韓国 3位:台湾 4位:アメリカと、すでに中国からの宿泊延数がほぼ4年ぶりに1位になりました。1年遅れの北海道は来年の春節、桜の季節、夏旅行で100%を超えると思います。
旅が個人手配にシフトし、札幌、函館、旭川、釧路、女満別の5空港(5エリア)を出発点とする滞在型になっていることから、エリア内の移動手段と各地の強烈に尖った観光ポイントを、悠悠北海道をご利用いただいている皆さまを中心に、しっかりとPRしてまいります。海外での情報協力企業も着実に増えています。
さらに、SNS活用からOpen AI活用に情報抽出が変わってゆくと予測できる今後、地元の正しい情報とAIの接点が重要になるのは間違いなく、「予約、事前決済」へと着地型観光でしっかり収益を上げる基盤作りが重要になります。
<参考:12月以降 直近の新規予定9路線>
チャイナエアー 台北~新千歳 1/29~(2 往復/日)
吉祥航空 上海~帯広(期間内12便 A320/150席)
1/21~2/28
深セン航空 深セン~新千歳 1/18~(W3便/B737)
タイベトジェット バンコク~新千歳 1/16(W3便)
吉祥航空 上海~旭川(W2便 A320/321 164/205席)
1/16~2/28
吉祥航空 上海~新千歳 12/26~(W3便)
海南航空 杭州~新千歳 12/25~(W2便)
香港航空 香港~函館(W4便17:00着/月火木土 A330/298席)
12/18~2/26
エアアジアX KLP~新千歳 12/3~(W4便)
*以上、28便/日のペースに(参考:2019年30便/日)
中国に関しては
北京1、天津1、香港2、上海3、杭州1、深セン1=9航路(現状6)に増え、そのほとんどを個人客が占めています。訪日の戻り率は1/2程度にまで増えました。そのほかに、北海道へは首都圏(主に羽田空港)経由があります。
今月号も、よろしくお付き合いください。
2023年12月のTaka’s Log 「復活と始まり」
1、「あっという間に」 中国公式サイトに
2、子供の声が少ない観光計画
3、海外向けの特集のお知らせ
4、スタッフが足りない/求人困難
5、悠悠北海道データ
6、Taka’s 独り言
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2023.12.8
シーダースコミュニケーションズ株式会社