政府の復興支援も本格的に決まりました。飛行機代が補填され、ホテルが補填され、周遊型だとより補填額が大きくなる。道内・国内・海外の観光客が対象となる来年3月末までのチャンスが始まっています。国内OTAサイトのJTB、じゃらん、楽天の3つからの申込みとのこと。
もう、6割~7割までは挽回したよ。まだ5割だ。など、みなさんから「いつ戻る?」と聞かれます。お店ごとに違うでしょう。今は、まさに秋の味覚の北海道ですから自然、味覚、温泉、紅葉が武器。元気だよ!というマイナスからの立ち上がりをイメージするメッセージよりも、今行く良さを聞きたい旅行者心理に答えるメッセージが良いですね。
9月の売り上げは散々だったけれど、これから挽回すれば良いわけです。これは、腹をくくってやるしかないですよね。高橋さん!元気に頑張るから応援してよ! とお声がけ頂きます。ありがとうございます。
さて、「お越しいただく」だけで良いでしょうか? 私は、今がいいチャンスだと思っています。
こんなことがありました。9月6日からの大停電。悠悠北海道をご利用いただき、海外からの予約を行なっている事業者には、コツコツと大停電中でも予約が入りました。数日で66予約238名の予約、問い合わせです。ニュースではほぼ全キャンセルと流れているときに、もう一方では、続々と秋冬の予約が来る。もう一度、私はそもそも、悠悠北海道を開始した頃を振り返りました。
当時(2010年)、海外での北海道観光情報は、中国を筆頭に「かなりいい加減」でした。間違いが多く、魅力的ではないのです。このあと、インターネットで観光業界は世界レベルで大きく変わるのに、間違いホームページ情報が邪魔をします。有象無象に多い北海道観光適当情報を正そうとすることは、もはや不可能でした。方法論を検討。その結論は、「公式的な正しい情報を各事業者が直接出す(対抗する)ことが基本」。つまり、ダイレクト発信の理念が生まれます。例えば、「北海道+うに」のキーワードを海外の検索エンジンで探すと、多くは、旅行代理店とか比較サイトあるいは個人のブログばかりでした。お店のダイレクトな情報は出ない。出ない=情報更新できない。
私たちは、チャレンジしました。今、「北海道+うに」と入れると、「うにのむらかみ」のお店情報がトップ表示されます。そして、変更したければ、いつでも情報変更できます。中国政府のICP番号もホームページには表示されます。正しい情報で対抗できるし、ダイレクト予約を受けることもできます。
「北海道+うに」で悠悠北海道が表示される意味はありません。事業者のページが主役です。
インターネットを活用するすべてのサービスにとって、今回の災害は、見直す・考え直すという点で、ある意味非常に有効だったし、大きなチャンスがあると思います。
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2018.10.09
シーダースコミュニケーションズ株式会社