観光や経済の回復も、安全回復も、今はワクチン接種の進み具合にかかっているようです。国内移動は、陽性者数・感染者数の状況を見つつヒト、モノの移動を国内の都合でコントロールできますが、国際間の移動はやはり「ワクチン接種」が最低の条件であり、さらにPCR陰性証明や責任所在を明確にするための宣誓書によって緩和されます。
しかし、日本のワクチン接種状況については、現時点(4月2日)では良くありません。世界も良くないのではなく、日本は悪い状況(接種率が低い)です。人口100人あたりでは、米国45.3人、中国8.6人、英国53.5人、ドイツ16.6人、シンガポーつ23.1人、フランス16人、ロシア7.9人、イスラエルは110.8人、UAEは85人ですが、日本は0.8人、韓国は1.7人です。
恐らく、5月~6月に100に達する国が続出する中、日本は10人に到達しないのでは?と危惧します。もちろん、16歳以下を除く対人口100ではありません(英フィナンシャルタイムズより)。
この後、よもやの禁じ手で、
1)ワクチン対象者をさらに限定し少なくする(分母を大幅に下げる)
2)1回摂取の有効性を検討する(2回を1回に)
という国際社会には全く通用しない判断をしたならば、日本からの受入禁止や、日本への渡航禁止が出る状況になるかも知れません。本当に大事な情報が、日本からは届かない状況に苛立ちます。
本来ならこの時期の書き出しは、「新年度が始まりました。今年は桜前線が10日ほど早く、松前・北斗・函館が20日、札幌が23日のゴールデンウィーク前に開花のようです。GW期間中は道東エリアの満開を見に行きたいですね。」と用意をしていました。
しかし、外出自粛、法による罰則適応などのニュースと第四波の到来か?などなど、不安ニュースは後を立たず、むしろ国民に責を転嫁するような報道内容にうんざりし、一番大事なワクチン状況はどうなってるの?とチェックし、愕然としてしまいました。
後述しますが、例えば、5月6月には台湾で旅行博が開催されます。この後も、回復の早い国地域では、先手で次の一手が次々と始まります。世界は、こういうことなのです。もちろん、当社で発行する「北海道の観光MAP/繁体字版」という海外配布の「悠悠北海道」の地図と海外WEBで、読み通りに、しっかりとみなさんの情報発信をします。情報追加、変更のご連絡をください。
「コロナ禍には、人の往来は果たせずとも、情報は発信できる。
今はダメでも、予約・決済という未来を売る方法がある」
と伝えてきました。今、まさにそれが始まります。地域観光にとって大事なことは、世界の動きですし、観光目的の磨き上げですし、そして、この記念号で取り上げる「地域観光そのものの考え方」です。北斗市の地域観光、江差町の地域観光、小樽市の地域観光、北見市の地域観光・・・のように、地域観光=消費額の受取り(直接的・間接的)です。地域観光は地域経済のための手段ですから。
つまり、観光、観光ではもはや足りないことを考えて行きます。
*当社の、悠悠北海道ではこれまでお伝えの通り、コロナ回復期とその先において、「旅行者の旅行検索や予約の流れが変わる」ことから、リニューアルを続けています。現在は、日本語版、英語版、繁体字版をリニューアルしました。中国大陸向けの簡体字版は現在、審査待ちで、まもなくリニューアル登場します。
国内・海外と北海道の接点は「空港」です。目的を達成するには、道内空港IN→道内空港OUT(北海道新幹線はまだ弱い)の島国の中の北海道島という地理です。「空港と空港周辺キーワード」を「海外の検索エンジン」に登録する/埋め込みすることです。情報化社会にあって、北海道観光を10カ国12エリア+JNTO各所、海外各所でこの基本を進めています。
______________________________________
2021年4月のTaka’s Log 「第百回記念号」
1、予約・決済という未来を売る方法
2、2次元観光から3次元発想へ
3、事業再生補助金が意味すること
4、東京オリンピックではない、オリンピック東京大会なのだ
5、GAFAのご乱心。Googleはどのように課金するか?
6、悠悠北海道データ集
______________________________________
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2021.04.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社