明けましておめでとうございます

今年も悠悠北海道のメールマガジンは、より一層、インバウンド目線で、そして、他業界情報を踏まえながら、ネットを通じて寄せられる「たび前客」の意見を大切に、総合的に発信します。
今年も、どうぞ、よろしくお願いします。

 この年末年始、システムエンジニアに「これから先の地域観光がうまく行くには?」という質問をぶつけるチャンスがありました。観光は、「行きたいところに行けばいい贅沢なサービス」です。お金と時間と健康があって、同行者の都合が合うことが条件です(一人旅は別)。友人同士、家族一緒にワイワイと楽しむのですが、そのためには、旅行者は「選択」し、現場は「選択」されます。たび前者に選択されることがテーマです(地域、観光、交通、宿、グルメ、ショッピング、体験他)。

・たび前者は、国内外どこへでも行くことができ、「選択」から始まる。
  → どこへ行く、何をする、どこへ泊まる、何を食べる・・・全て選択
・行動はパーソナル化しており「団体扱い」を最も嫌う。
・高い安いではなく、コストパフォーマンスへの満足。

これらが、ブログやSNSに口コミされます。

 例えば、ネット通販の成功者は、流通事業者ではなく、ユーザのニーズを実現できた人たちです。その成功条件は、

1)利用者の便利を最優先に提供できる・・いつでもどこでも購入できる
2)次に大量の比較情報を提供した  ・・他商品との比較や詳細情報を知る

であり、今はさらに、

3)そしてニーズへの回答      ・・AI導入。会話。
に進んでいます。ネット通販では、このあとは、ライブコマースと言われています
(モノ→ヒトからヒト→ヒト)。

同様に、観光も3つのステップで考えます。

1)利用者の便利が最優先 → ネットでの申し込み(航空業界が先陣) 
               ホテル、交通、ガイド、体験、グルメ、買い物等
               特に予約がバラバラ。
2)次に大量の比較    → OTA(OTA乱立 OTAをまとめるOTAの出現)
               地域観光の詳細情報が未発達
3)そしてニーズへの回答 → チャットボットなどによる返答が動き出す

 観光がネット通販と大きく違う点は、出発から帰宅まで、次々にサービスがあることです。交通+観光+宿泊は絶対条件ですが、これもまだバラバラです。
つまり、1)の便利の部分で、面倒のままです。シームレスなIT化が遅れています。

 人手不足、高齢化、生産性低下により、人手をかけずに効率化に向かわねばなりませんし、好みがバラバラな外国人を含む個人客対策をしなければなりません。面倒なのですが、これを乗り越え便利な地域サービスを作らねばなりません。
すでに、旅行代理店の思考では難しく、エンジニアのデザイン発想です。北海道には観光の人気要素がまだまだたくさん眠っています。これらを取り込む仕組みも必要です。

 私たちは、観光を離れた思考で、たび前観光客とコミュニケートし、そのニーズを集積してきました。ですから、これから先こそ、「この魅力をどのように伝えるのか?」
という各地の素朴な疑問、不安に対して、堂々と「悠悠北海道を使って、継続して、安価に伝えることができる!」「もっとこうすれば目立つ!」「互いにリンクでつながりあう」など、期待に応えられる提案をします。

 嬉しいことに、「北海道観光情報」や「北海道+市町村」「北海道+業種」など、皆さんの発信している海外公式サイトが「サーチエンジン広告を使うことなく」、百度はじめアジアの検索サイトに継続して上位表示され始めています。

海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
*掲載についてはお問い合わせください)。

2020.01.08
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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