「目的」が到来する 北海道の冬

中国本土からの旅行の問い合わせが増えています。

尖閣問題があるこの時期にも関わらず、お問い合わせを頂けるのはとても喜ばしいことです。サーバも止められることは一度もなく、スムーズに北京で動いています。

問い合わせはやはり、2013年の春節にあたる2月10日前後の日程ものが多く、「雪、流氷、スキー」の話題に集中します。冬の北海道、これからがシーズンです。
中国で人気急上昇の一眼レフ関連の話題も多く、自然風景、野生動物、街の夜景、和装姿など、どこで撮れるか? というリクエストに熱が入ります。

さっぽろ雪まつりが2月5日~11日の7日間開催されますから、9日~11日の北海道は賑わうでしょうね。

さて現時点で、中国国内では日本への団体旅行を旅行代理店が販売するのは広告制限もあるため極めて難しいのが現状です。
個人旅行の取り扱いは面倒だという理由で大手では敬遠しがちですが、昨今のインターネット普及により、FIT窓口(個人旅行取り扱い窓口)を設置している代理店が増えています。
彼らにヒヤリングをすると、日本への送客には非常に興味を持っているところが少なくないことがわかります。

窓口担当者の悩みは、「北海道の情報がない」ということです。
百度(baidu)で検索すると、ダイレクトに発信している日本のページにヒットすることは稀です。たとえヒットしたとしても、多くは更新されていないのです。
つまり、使える情報を中国のネットで手にすることができないと、言われます。
それが、今の状況です。

観光業界(だけではありませんが)のIT担当の皆さま。対策をお間違えのようです。見られないホームページ制作は大変、もったいないことです。
対策は、中国側にあります。それをつなぐのが、北海道情報のプラットフォーム、悠悠北海道です。

とても興味深い話があります。
パンフレットを持って営業に来る会社、市町村、協議会などについては皆さん辛口です。
その本音を聞きますと、彼らは迷惑しています。新鮮な情報物をもってくる人がほぼゼロ状態。数年前から内容の変わらない観光パンフレットが欲しいのではなく、新鮮な情報を受けつづける方法を求めています。
彼らは本当に何をしに来るのかわからないと口を揃えます。時間とお金が勿体ないと言います。某所からの集合の号令があるから交流のイベントには参加するけれど、今回もまた役も立たないパンフレットを渡されるのは明白。 そしてその後、懇親会などで情報交換をし合いましょうと約束するものの、連絡をもらえるケースは皆無とのこと。

こんな背景があるからに違いありません。少しずつですが、しかし着実に、悠悠北海道は期待されています。 その理由は、

  • 何度も、何度も足を運んできてくれる。
  • 百度でダイレクトに検索できる。
  • 政府の公認を受けている。
  • 新鮮な情報を聞くことができる。
  • 旅づくりの人気のアドバイスをもらえる。
  • 美味しい店や人気のおみやげを教えてくれる

などなど。
でも、一番は人間関係だとおっしゃっていただけます(嬉しい限りです)。

これから先、旅はインターネットでの情報検索になります。その情報の条件は

  1. 信頼情報である
  2. 新鮮情報である
  3. 人気情報である
  4. 直接情報である

です。

旅への動機は「目的」が見えることが重要で、その目的達成のためには具体的な「人=ガイドやサービス担当者」の存在が見えることが必須です。 その具体的「人」とのやり取りができるサービスを目指しています。

日本への目。そして北海道の冬。まさに、「目的」がある素晴らしいシーズンがやってきます。

この冬、悠悠北海道では、

  1. 北海道フォトウェディング企画
  2. 札幌ステイ、スキー三昧と雪まつり&札幌散策
  3. 田園と流氷 オホーツク浪漫
  4. 北海道の温泉、泉質を知ろう!
  5. 冬のとかちで遊ぼう!

の5つの企画を目玉に、中国のFIT(個人旅行者)対策をとっている旅行代理店日本担当者(国際旅遊社)への「北海道今情報」を発信する準備を急いでいます。

今、中国国内で「北海道」と検索すると、悠悠北海道が出ます。ですから責任をもってしっかり問い合わせに対応しなければなりません(ちなみに、中国本土外から北海道と入れても、悠悠北海道は、表示されないようにしています。
逆に、日本から検索すると出るのだけれど、中国国内では出ないというケースがほとんどなのをご存知でしょうか?)。

私たちは、旅行代理店ではありませんから、旅行業務は行いません。また、広告代理店ではないので広告活動も行いません。 これは着地型の旅行代理店の皆さまやエリアPRの広告代理店の皆さまと徐々に連携したいと思っています。 私たちは、情報が中国本土へしっかり届き、それをプロ(旅行代理店やメディア)につなぐ道を持っています。 もちろん、データを分析しています。
旅のニーズがどんどん変わることを痛感しています。この冬も、ニーズは動いています。

 

シーダースコミュニケーションズ株式会社

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