指差して、コレ食べたい!

「少しずつ」を合わせて大きなチャンスを
2020年開催の東京五輪が決まり大きな目標に向けて動き出す日本。とても素晴らしいことですね。前都知事のチャレンジは失敗と言われながらも工夫し改 善し諦めずにチャレンジすることで「小さな馬鹿野郎」が大勢集まるり「見事なパワー」を生み、成功のBigニュースで国民が沸く形になりました。楽しい、 夢のある話題はやはり、楽しく夢のある人達が作るものだと改めて思いました。

今でも、補助金にたよって義務と権利を口をとがらせて語る阿呆連中にはきっとわからないだろうな、と思います。そういう街はいつまでたっても人気が出ません。足して2で割って平均を求めれば良い時代ではもうないはずなのに。

「個のバラバラ、団のポイント表現」
ずうっと言い続けていることですが、観光地を紹介するパンフレットや情報はもはや死に体です。自分に置き換えるとわかることですが、これからの観光客と いうか訪問客は、総合的なサービスを求めます。総合的なサービスとは、実態は訪問者のバラバラなリクエストの集合体といったほうがいいでしょうか。日本人 が好きな「平均」という考えではなかなか対応できません。

日本の文化に触れたがっている  カメラ好き、グルメ好き、温泉好き、生活観が好き、歴史が好き、おもてなしが好き、家電が好き、お寺が好き、和服が好き、自然体験が好き、様々です。
これに、自然景観が加わると、北海道を表現できると思います。
各地で作るポスターを並べると、夕日、朝日、山、湖、海・・・。
それぞれの個としては素晴らしい作品でも、各地を周遊する人からすると、「全部おんなじ」「つまんなーい」となります。原因は各地が主人公をバラバラを公開するからです。
その点、沖縄は団できてるからうまい!と思います。

北海道の観光関連者に聞くと、だって沖縄は観光予算が違うもん! と殆ど異口同音。青森の何分の一だと思ってんの? といいます。嫌ならやめればいいのに。そんな比喩で予算が上がるわけはないので、無意味だと思います。

「役割の足し算」
悠悠北海道はアジアで北海道の情報を発信するパワーをより具体的にし、地元にダイレクトにお金が落ちることをイメージし、札幌中心部のホテルや飲食店にお声がけをし、新しいサービスを開始することになりました。

今日10月1日がスタート日です。みなさんと楽しく、がっちり差別化して儲けたいと思います。

指差しメニューがあるお店 これは一言で、道外客のための「北海道グルメメニュー」です。日本語、英語、中国語で併記し、指差しオーダーができるように作りました。これまで知恵を絞っていた商品名はどうでもよくて、これはどういう食物なのか、どのくらいの量があるのかの解説を優先しています。

このメニューのあるお店(もちろん、Webも作り悠悠北海道で発信しますが)の地図を作りました。それをホテルで宿泊客に配布します。ホテルのおもてなしサービス+飲食店の北海道料理です。でも、それだけではダメだと気付いたのです。

北海道グルメは有名ですが、本当に注文できているのでしょうか?注文の場面を想像してみてください。デスクワークのネクタイ族が色々考えても、結局は、オーダーのシーンにいるのは、多くはアルバイトです。ここでうまく紹介されるの?説明できるの? と思いました。

もうおわかりだと思います。最後の鍵、チェンジマネーの部分が工夫されていないのです。

ちょっと話がずれますが、コンビニが大きくなった理由の一つに「POS」を述べる人が多いのですが、それだけではありません。店員は誰でもいいような仕組みを作っています。これまでなら、客商売だから声掛けの一言、笑顔と言ってたはずです。しかし、今はどうですか?
客がそれを求めていますか?レジという代金を払う儀式の場でしかなく、店員の顔など誰も覚えていない。ここには、統一した仕組みが隠れていましたね。しかし、どのコンビニに行っても、いらっしゃませ、ありがとうございました!は 徹底しています。

同じように考えました。今の飲食店のオーダー場面はどうでしょう?外国人客対策として、英語ができる、韓国語ができる、中国語ができるから採用したとい う理由が殆どですが、客が知りたいのは「これは何?」です。美味しい?人気?です。だから、言葉だけがOKではダメなのです。あるいみ、言葉はどうでもい いのです。客がオーダーするものが簡単に選べて(地元客対策のメニューが増え見づらくなってる)、それはどんな食物なのかがわかり、人気商品であることが わかると安心です。

オーダーを取る店員がほしがった「解説付きの指差しメニュー多言語版」は、店内の誰がやっても同じレベルになるよう工夫しました。だからお店としては相当な武器です。

なにせ、地元客より単価も利益も大きい。ここを少し手厚くするだけで5%~10%の利益はアップします。しかも、その武器のPRは宿泊先のホテルのフロ ントです。この仕組に入ると、本当に喜ばれる美味しいものをご提供することとメニューを作るだけの飲食店の役割があって、それをホテルはおもてなしの一環 として堂々と紹介することができます。そして、ホテルは悠悠北海道に掲載されることで、紹介マージン無料で予約につながるという、それぞれの小さな「役 割」が揃い、つながりました。

一つ一つは小さな力でも、お客さま目線の思考で改善することで「新サービス」が誕生します。是非、札幌に来て、宿泊して、この武器をお試しください。

2013.10.01
シーダースコミュニケーションズ株式会社
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