謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜り、社員一同、心より感謝申し上げます。
現在は、オミクロン株の激増期にあたり足元は弱味含みです。今年前半の経口薬投与開始、3回目のワクチン接種開始とともに、Covid-19の収束と1日も早いインバウンドの回復を願うばかりです。
昨年は、5月に特許申請を行いました。現場の発信者を緯度経度化し、デジタル接続することで多様な地域の情報が見えるデジタルMAP=Gnome(ノーム)の開発に着手しました。これから先、「新しい旅のスタイル」が世界中で始まります。個人または小パーティの滞在型の旅が増えます。周遊型の旅行客のイメージは一変し、地域交流型の滞在者が増え、地域の良さが深掘りされます。そのキーポイントは「ヒトサービス=案内・ガイド」です。「モノ観光からコト観光」を経て、そしてコロナ禍を経てデジタル利用が急増したことで、この先は、トキ観光=滞在型+ヒト観光=ガイドが地域の消費を盛り上げます。交流客を呼び込み、特産物が地域消費され、且つ、県外へ販売されます。
ですから、アフターコロナにおいて何もせずに観光客は戻りません。上げ止まり60%程度と覚悟しなければなりません。厳しいのではなく、環境が変わっています。観光業界は、一言で「ホテル・旅館」と表現してきました。しかし、情報を深堀すると、全く違った宿泊の姿が見えてきます。「シティホテル/総合ホテル、ビジネスホテル/宿泊ホテル、ウィークリーホテル、コンドミニアム、一般旅館、温泉旅館、民宿、ペンション、ゲストハウス、ユースホテル、バックパッカーズホテル、民泊、B&B、カプセルホテル、コテージやキャンプ、グランピング、車中泊、漫画喫茶深夜滞在、健康ランド深夜滞在」、あるいは「宿坊、農泊」などなど、様々な形態で既に存在していることに目を背けてはいけません。
滞在が長期化することで、町の消費額は増えますから、これら多様な宿泊の形態を否定すべきではありません。宿泊形態の多様さは、多くの人にとって喜ばしい選択です。ですから、むしろ肯定し、正しい情報を伝えるべきです。それは、現場の事業者が「同じ土俵」で行うべきですし、同じ土俵を「平等」に見せるべきです。流行のOTAはわずか一部を切り取っているだけに過ぎません。Google検索も既に平等ではありません。
このように、さまざまなパターンの深堀思考を重ねると、「都市名、地名、名所、ランドマーク」は地域の不朽の財産であることがわかります。そして、「都市名、地名、名所、ランドマーク」を未来永劫、平等に表示できるのは「地図」だということもわかります。地図には、地域の財が詰まっています。その地域財を表現するのは、現場です。現場の発信者です。この発信者をデジタルに接続する仕組みが、Gnome(ノーム)です。この発想の逆転にきっと驚かれることでしょう。
2022年、私たちはデジタルMAP=Gnome(ノーム)を完成し、また、悠悠北海道をバージョンアップし、多くの皆さまに、「新しい旅のカタチ」を実現する、ご提案を致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2022.1.1
シーダースコミュニケーションズ株式会社