<観光キーワードと情報の選び方・絞り込み方>
昨年3月に決定された「観光立国推進基本計画」。
数値目標が掲げられましたが、これに基づき、北海道の観光地の姿をイメージしています。ALL北海道とは言うものの、メリハリのある魅力を伝えるための情報の絞り込みや、類似表現・重複表現の絞り込みの発想から、「北海道に行きたい!」「行ってみたい!」と言う憧れになる表現を模索したいと思います。
例えば、4泊5日の旅と、7泊8日の旅とでは内容が異なりますし、初訪か再訪でもニーズは違います。4泊や7泊と言えば、最大でも4都市、7都市の宿泊であり、そこへのINとOUTをしながらの旅です。点情報は多くても、横串をさせるような線情報がインターネット観光情報には少ないことを実感しています。また、魅力ある場所の多さと土地の広さゆえに、北海道の旅は「移動」が多くなり、鉄道の縮小がゆえに、公共交通機関のバスの旅が中心になって行きます。これが、ほとんど繋がっていないことも課題です。旅行代理店離れの客のネット相談口も北海道にはほとんどなく、よって集金マシーンであるべく「予約口」がギクシャクしています。浮き上がる課題はまだまだ多いですね。
<2018年 観光予測>
また、今年は、
- 平昌五輪開催期間(2月9日~25日)と春節の影響期間(2月15日~25日)が重なることと、昨秋出た中国政府の訪日団体の引き締めによるこの時期の影響はどうでしょう? 特に北海道です。
- 九州~瀬戸内~西日本側の観光サービスの勢い、高まりが強い。海外PRもかなりまとまっていて強い状況。
- JNTOの海外PRがアジア中心型から欧米型にシフト(北海道の恩恵が弱い)
- 2017年の訪日者数予測(前年の2404万人→2800万人)
北海道は(前年の226万人→255万人予測 1~12月)
2018年は3200万人へ、北海道は285~300万人へ2桁予測。 - 民泊が始まる(解禁)→宿泊の多様化が高まる
民泊、ゲストハウス、新ホテルの開業、ファッションホテル改修 - 明治元年(慶応4年)からの「近代化150年の祝い事業」が全国各地で開催。
- LCCのピーチが関空~釧路線定期運行(8/1~)
格安LCCの情報戦+地域のダイレクト情報戦の組み立てができるか?
→JAL/ANAのFIT特価では格安な北海道全空港へ1万円路線はすでにあり、
→同様に北海道内5000円路線はすでにあ理、決して、ピーチが初めてではないという視野 - キャシュレスサービス:Japan Payの動き(対抗する日本型)
→WechatpaymentやAlipayによって中国側で日本国内の旅行の行動パターンのデータベースが作られている懸念。
→LINEのデータベース(会話記録)は、韓国で管理されているのと同じ懸念。
→免税レジのGlobal Blueのデータが店舗に開示されないのと同じ懸念。
→海外OTAが宿泊データベースを所有・分析している懸念
というDB対策への知恵 - AI化の進行(調査不足のフェイクニュースに注意)
海外へのダイレクトなPRの第一歩は、アジアの個人に届く公式サイトを持つことです
(*掲載についてはお問い合わせください)。
2018.1.10
シーダースコミュニケーションズ株式会社