コロナ第7波(BA5)の猛威が全国的に下がっています。発症した多くの人が「鼻水、咳、くしゃみ、一時的な高熱から微熱、頭痛、腹痛、下痢」などの軽症状であって、また身近に濃厚接触者や感染者が日常的に出ているなど、コロナ感染への恐怖心が弱まっているようです。
さて、来月10月からの更なる値上げ。社会保障関連、公共料金関連の値上げが先行し、そして、生活に関するほぼ全てのモノがもう一段の値上げになります。
一方で、コロナ禍での補助関連は次々に終わり、不安定で、厳しい状況下を予感している人が大半です。「円安効果」の活用といえば、真っ先に輸出関連と、インバウンド消費が思い浮かびます。
今、まさにインバウンド観光客の本格的な復活がゆっくり始まっており、観光業界はこの冬の売上増を目指します。
1)1日上限5万人+添乗員不要+72時間以内の陰性証明提出免除(*1
2)中国共産党中央大会開催が11月から10月16日に早まる
3)安倍元首相の国葬が9月27日(2日後の29日=日中友好50周年記念パーティ)
4)新型ワクチン接種を9月中旬からに早める
など、俯瞰すると、全体的に1か月ほど前倒しになっています。
(*1 中国のワクチンは日本が承認していない(シノファーム)のため、ワクチン3回接種者の陰性証明提出免除には該当しません。
今年12月までには、
5)成田空港国際便のほぼ正常化
6)短期ビザ免除に戻す
7)個人旅行の解禁
のニュースが流れるたびに、堰を切ったように、旅まえ客の注目が集まることを期待します。
その第一歩は、旅まえ客のネットチェックにヒットするかどうかです。準備は大丈夫でしょうか? 情報は新しいでしょうか?
というのも、インバウンド関連情報は、2018年当時の古い情報のままのケースが多く、旅まえ客が、「ここ、やってますか?」など、本末転倒な問い合わせが増えています。
ショッピングに目を向けると、都市部では一部事業者は免税売上の準備を進めていますが、田舎になるほど、まだ早いという意識が強い傾向にあります。
2018~19年のインバウンドピーク時は、ドラッグストアでの買い物が人気で、化粧品、薬、お菓子、衛生品、美容品、お土産などが上位で、それ以外は、高級時計、ブランド、衣類、鞄靴、家電など、百貨店、専門店の商品 が人気でした。
2023年の行動変容を予想すると、2022年の越境人気商品動向から、アニメ関連、ゲーム、DVD/CDと、台所用品、生活用品に人気が集中しそうです。これらの商品は、ドラッグストア品ではないので、購入先は、専門店、専門店街・モールなどで購入すると予想します。
2022年9月のTaka’s Log 「戻る!12月再スタート」
1、地域消費はピーク時の1.7倍
2、中央の経済、地方の経世済民
3、世界のツーリストの目
4、中国復活のカウントダウン
5、悠悠北海道データ集
*地域消費を増やすまち歩きのトラベラーが求める「より高度なモノサービス、コトサービス、ヒトサービス」が見えるデジタルマップを準備しませんか。
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2022.9.9
シーダースコミュニケーションズ株式会社